SAIB HQ-14-16R2
標準ハードウェア、AN/MS/NAS ファスナー
https://drs.faa.gov/browse/excelExternalWindow/DRSDOCID186448297520260602141906.0001
本SAIBは、航空機・ヘリコプター・エンジン・装備品に使用される MS、AN、NAS規格ファスナー に、非適合品が含まれる可能性があることを注意喚起するものである。
特に MS21042ナット は航空機で広く使用されており、過去に -3〜-6サイズ のナットで、使用中または点検時に割れが確認されている。原因として 水素脆化 または製造上の潜在欠陥が疑われている。
今回の改訂は、タイトルの誤り修正と、ボルト番号を NAS625 から NAS626 に修正するためのものである。
現時点では、安全上ただちにAD発行が必要な状態ではないため、AD措置は行われていない。
FAAの推奨事項
不具合発見時の報告
MS21042ナット、またはその他標準ファスナーに割れ・欠陥が見つかった場合は、FAAへ報告することが求められている。
報告先:operationalsafety@faa.gov
件名:Standard Fasteners
報告内容には、部品番号、メーカー、マーキング、ロット番号、取付位置、使用時間、写真などを含めることが望ましい。
https://www.federalregister.gov/documents/2026/06/04/2026-11185/airworthiness-directives-various-helicopters
Sikorsky S-61シリーズおよび派生型ヘリコプター
Sikorsky S-61Nにおいて、テールローター操縦能力喪失事故が発生した。
調査の結果、
により補助油圧系統の作動油が漏洩し、テールローター制御能力が低下したことが判明した。
さらに、
も要因として確認された。
Yaw Pedal Damper Housing および取付ボルトに亀裂が発生すると、
につながる可能性がある。
AD発効後、
毎日の初回飛行前
に以下を点検する。
など。
異常が発見された場合は飛行前に交換を実施する。
発効後10時間TIS以内に、
P/N S6165-61517
Yaw Pedal Damper Check Valve Housing の残寿命を算出し記録する。
以下のいずれか早い時点で交換する。
発効後、
のいずれか早い時期に蛍光浸透探傷検査(FPI)を実施する。
亀裂が見つかった場合は交換する。
FPI完了後は、
15時間TIS毎
に繰返し目視点検を実施する。
発効後30日以内に、
Yaw Pedal Damper Check Valve Housing の寿命を
30,000時間TIS
として整備プログラムへ追加する。
発効後30日以内に、
飛行前点検手順へ新たな注意事項を追加する。
件名: 破壊処理前のターボファンエンジン部品盗難について
SAIB: 2026-11
発行日: 2026年6月8日
※本SAIBは情報提供のみであり、法的な実施義務はない。
FAAは、CFM56-5B、CFM56-7B、V2500、PW1100G、RB211-535E4エンジン向けの廃棄予定だった非耐空性部品が盗難に遭った事案について注意喚起を行った。
これらの部品は本来、耐空性を失ったため破壊処理(Mutilation)される予定であったが、処理前に第三者によって不正に持ち去られた。
現時点ではAD(耐空性改善命令)発行を必要とする不安全状態とは判断されていない。
2026年1月下旬、第三者が正規の破壊処理業者になりすまし、破壊処理施設へ輸送中だった12コンテナ分のエンジン部品を不正に取得した。
2026年3月17日、スペイン航空安全庁(AESA)が不正な輸送先変更を発見し、EASAへ正式に報告した。
現在、スペイン国家警察および Guardia Civil が刑事捜査を実施している。
盗難品には以下が含まれる。
対象エンジン:
盗難品には、
が含まれている。
これらの部品は正式に非耐空品として除籍されており、航空機への搭載は認められない。
万一市場へ流出し航空機へ装着された場合、
などの重大事故につながる可能性がある。
EASA Alert OC-EASA-2026002221を確認すること。
特に盗難部品のシリアル番号リストを参照すること。
FAAの
Suspected Unapproved Parts(SUP)
通知サービスへ登録し、不正部品情報を受領すること。
対象エンジン向け部品購入時には、
を実施すること。
特に、
について注意すること。
FAA AC 21-29D
「Detecting and Reporting Suspected Unapproved Parts」
に基づき、
を強化すること。
以下メーカーが発行する運航情報・サービス通知を確認すること。
FAAは、既存の AD 2025-06-04 を置き換える新しい AD 2026-12-03 を発行した。
対象機種は以下の Airbus Helicopters:
発効日:2026年7月14日
主減速機(MGB:Main Gearbox)内の特定プラネタリーギアベアリング装着機において、金属粒子(摩耗粉)の検出能力向上が必要であることが判明した。
MGB内で異常摩耗が進行した場合、
につながる可能性がある。
EASA AD 2023-0044 をFAA規則として適用。
対象MGBについて、
をボアスコープで繰り返し点検すること。
定期整備時に
を確認し、金属粒子が発見された場合は追加調査を実施すること。
発見した粒子について
を実施し、発生源を特定すること。
分析結果により、
を実施すること。
対象MGBについては、
規定された検査を実施していない限り機体へ装着禁止。
FAAは前回の AD 2025-06-04 において、
点検間隔(Compliance Time)に誤りがあった
ことを確認した。
今回のADでは、
させている。
技術要求そのものに大きな変更はない。
| 作業 | 概算費用 |
|---|---|
| MGBボアスコープ点検 | 約85ドル |
| 粒子回収・分析 | 約510ドル |
| 追加監視 | 約170ドル/回 |
| エピサイクリックモジュール交換 | 約55,284ドル |
| ベベルリダクションモジュール交換 | 約23,260ドル |
FAAは、ボーイング787シリーズの一部機体に対し、新たな耐空性改善命令(AD)を発行した。
地上で機体重量が脚に掛かった状態にもかかわらず、ノーズランディングギア(NLG)が格納した事例が報告された。
原因は、NLG Downlock Pinが誤ってApex Pin Inner Boreへ挿入される可能性があるため。これにより、
危険がある。
Apex Pin Inner Boreに専用インサートを取り付け、誤った位置へのDownlock Pin挿入を防止する。
ライン番号6〜848の機体。
Boeing Requirements Bulletin B787-81205-SB320040-00 RB Issue 001
(2019年3月12日付)に従い、インサート取付作業を実施する。
1機あたり
2020年1月16日。