ウェークタービュランス 小型機パイロットはどう対処する?

2006/07/22
Caution Wake Turbulence
小型機パイロットは着陸する際
大型機と安全距離を置くことは承知している
しかし この安全な距離とは 
米国管制官ハンドブックには4マイルと記されている
(FAA Order 7110-65P)

アメリカのAIMには
小型機は大型機のタッチダウンポイントを
超えて着陸することを推奨している
(平行する滑走路の間隔が2,500ft以内の場合は
一本の滑走路とみなしwake turbulanceを避ける)

過去の事故例
2003年7月米国メンフィス空港
(3本の平行滑走路がある36L,36C,36R)
ビーチバロンが着陸寸前のR/W 36R滑走路上で横転墜落した

この時エンブレア145リージョナルジェット(ERJ)が
事故をおこしたバロンより
3.5マイルほど先を飛行しており R/W 36Cに進入していた

バロン(事故機)は着陸寸前 高度10Ftで
事故機の左側を飛行してたERJ145からの右翼端乱気流に巻き込まれ( 翼端乱気流は反時計方向に渦を巻いている)
大きく左にロールし 約15度のノーズアップ状態から
急遽背面状態で墜落。

バロンのパイロットはアプローチ管制より
ERJからのwake turbulanceを回避するため
速度調整の指示を受けていた



 
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