小型機 夜間着陸をやりなおす途中に墜落 米国NTSBレポートより学ぶ

2006/09/08
NTSB レポートより
2005年9月30日米国ミシシッピー州の空港での事故
午後8:15にセスナ150がGo Aroundに失敗して
墜落した

目撃者によればDown Wind , Base Legと順調に
飛行していたC150がファイナルで通常より高く
飛行し速度も速かった
滑走路を半分程過ぎても高度が高く
パワーを絞っていた
着陸を断念したパイロットはエンジンを加速したが
間に合わず 滑走路端から422ftの位置で
ほぼ直角に墜落した

C150のフラップは40度にセットされていた
ちなみに飛行マニュアルでは
ゴーアランドする際は20度
フルパワー
BALKED LANDING. [Go-Around]
(1) Throttle - FULL OPEN
(2) Carburetor Heat - COLD
(3) Wing Flaps -- Retract to 20 degrees.
(4) Airspeed - 65 MPH
(5) Wing Flaps - RETRACT (slowly)


一般的にゴーアランドすべき判断は
1) 滑走路1/3の地点で接地していない
2) 速度が速い、中央線にいない

フラップの角度は飛行機により異なるが
フルフラップの半分を目安にする
例へば フルフラップが40度であれば 20度でゴーアランドする
ちなみに
セスナ172は40度では上昇するのは非常に辛く
まずフルパワー、フラップ20度
速度が上昇速度になってから0度にする
(新しいモデルはフルフラップを30度にしているとの事)


NTSB レポート参照下記

http://www.ntsb.gov/ntsb/brief2.asp?ev_id=20051005X01581&ntsbno=DFW05FA251&akey=1



 
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