空港における風向風速 視程 雲の高さなどの気象情報に関して
気象観測の自動化導入が進められている
自動METAR/SPECI報の主な特性は以下のとおりです。
- 完全自動の通報であることを示すため、観測時刻の次に「AUTO」を付加
- 視程は視程計又はRVR観測装置の設置場所での観測値のため、滑走路付近の状況をよく表す視程計又はRVR観測装置の設置場所だけに霧がある場合(又はその逆の場合)などは、従来の目視観測による卓越視程と大きく異なる場合がある
- しゅう雨性(SH)や周辺の現象(VC)などは観測しない
- 降水時の雨(RA)、雪(SN)、みぞれ(RASN/SNRA)の判別は気温と湿度により行う。あられ(GS)、ひょう(GR)及び着氷性(FZ)の判別は行わない
- 雲底高度は雲高測定器(シーロメーター)の観測値により算出するため、シーロメーター上空を通過しない雲は観測しない
- 雲形は別途雷監視システム(LIDEN)や気象レーダーのデータを使用して判別するCB及びTCU以外観測しない。
2024年2月1日現在、29空港※において航空気象観測の完全自動化を実施
※一部時間帯導入空港:成田国際、中部国際、関西国際、福岡、那覇、函館、釧路、旭川、
福島、新潟、大阪国際、出雲、広島、高知、山口宇部、北九州、
宮崎、奄美、新石垣、宮古、下地島
※終日導入空港:壱岐、喜界、徳之島、与論、南大東、北大東、多良間、与那国
詳細参照
https://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/kouku/2_kannsoku/27_jidoka/27_jidoka.html