FAA AD 2025-16-08 EC130B4 T2 テールローターブレード

2025/08/19

AD番号: 2025-16-08
発効日: 2025年9月22日
対象機種: Airbus Helicopters EC130B4 / EC130T2
部位: テールローターブレード(TRB)


発行の背景

  • TRBの根元部分に疲労亀裂が発生する可能性が判明。

  • 亀裂が進展するとブレード破損やヘリコプターの操縦不能につながる恐れがある。


要求される措置

  1. 定期的なDye Penetrant Inspection(DPI: 浸透探傷検査)を実施。

    • 亀裂が見つかった場合はTRB交換

  2. 指定措置を行わない限り、該当TRBの新規装着は禁止

  3. 特別飛行許可(フェリーフライト)不可

  4. 整備・点検プログラムへ定期検査を組み込むことで、繰返し検査の終了措置とできる。


コメントへの対応(主な変更点)

  • 当初案にあった蛍光浸透探傷検査(FPI)専用要求や**検査員資格(Level II/III必須)**は、過度な負担との指摘を受け削除。

  • DPI(染色浸透探傷検査)も許容。ただしFPIが望ましい方法とされる。

  • EASAの改訂版(AD 2022-0150R1)に基づき、整備マニュアルの改訂を反映。


コスト影響(米国登録機:約275機対象)

  • 検査: 1時間あたり$85、最大$850/機(最大10ブレード/機)。

  • 交換: 1ブレードあたり$4,515(作業4時間+部品費)。

  • 整備プログラム改訂: $85/機。


結論

FAAは、EASAの指摘を踏まえ、米国で運用されるEC130B4/T2について安全性を確保するため本ADを採用。疲労亀裂によるTRB破断・操縦不能リスクを防ぐことが目的。


 


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