FAA AD 2025-25-13 A119 / AW119 MKII

2025/12/30

FAA AD 2025-25-13
https://www.federalregister.gov/documents/2025/12/29/2025-23861/airworthiness-directives-leonardo-spa-helicopters

対象

  • Leonardo S.p.A. Helicopters

  • 機種:A119 / AW119 MKII(全機、全カテゴリー)

発行元

  • 米国連邦航空局(FAA)

AD番号

  • AD 2025-25-13

  • Amendment 39-23221

  • Docket No. FAA-2025-5392

発効日

  • 2026年1月13日


背景・不具合内容

  • エンジン整備時の不適切な洗浄作業により、
    後部空気圧ライン(rear pneumatic line)内に残留物が閉じ込められる事例が報告された。

  • この汚染により、

    • 燃料流量の意図しない変化

    • エンジンの急加速

    • 出力低下(パワーロールバック)

    • エンジン不安定
      が発生し、ヘリコプターの操縦性低下につながる恐れがある。


ADの主な要求事項

  1. エンジン加速チェック(Acceleration Check)を繰り返し実施

  2. 結果に応じて以下を実施:

    • 後部空気圧ラインの交換

    • FCU(燃料制御装置)の点検

    • 必要に応じて修理または部品交換

  3. 加速値が最大許容値を超えた場合

    • 指定部品の交換が必須

    • 以降の繰り返し加速チェックは不要(終結措置)

  4. 最大値を超えない場合

    • 部品交換は任意の終結措置として認められる

  5. 要件を満たさないエンジンまたはFCUの搭載は禁止


特記事項(EASA ADとの差異)

  • FAA ADは EASA AD 2025-0199 を基本的に**全文引用(IBR)**して適用

  • ただし以下が異なる:

    • EASAで要求されている
      「300飛行時間または24か月以内の空気圧ライン交換」は
      FAAでは必須ではなく、任意の終結措置

    • 初回加速チェックは
      AD発効後10時間TIS以内に実施が必要

  • パイロット(自家用操縦士以上)による地上での初回加速チェック実施が認められる
    (整備士でなくても可)


費用影響(FAA試算)

  • 米国登録機:約12機

  • エンジン加速チェック:

    • 約 170 USD / 回 / 機

  • 状態次第で発生する主な費用:

    • FCU交換:約 9,340 USD

    • 空気圧ライン洗浄・カップリング清掃:約 9,282 USD

    • 後部空気圧ライン交換:約 1,340 USD

    • エンジン交換(任意):約 1.3百万 USD


 


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