FAA AD 2026-05-04 MBB-BK117 MRHのP/NおよびS/Nを、機体ログカードまたは同等記録と照合

2026/03/17

■ FAA AD 2026-05-04 
https://www.federalregister.gov/documents/2026/03/13/2026-04921/airworthiness-directives-airbus-helicopters-deutschland-gmbh-ahd-helicopters

■ 対象

Airbus Helicopters Deutschland
MBB-BK117 シリーズ(A-1, A-3, A-4, B-1, B-2, C-1)
全機対象


■ 背景

メインローターヘッド(MRH)において、同一の部品番号(P/N)およびシリアル番号(S/N)が重複している事例が報告されました。
原因は、改修時にシリアル番号の再識別が行われていなかったことによるものです。

その結果、異なる履歴を持つMRHが識別できず、誤って入れ替わる可能性があります。


■ リスク

  • 機体ログカードと実機の不一致

  • 使用限界管理の不整合

  • 限界超過部品の使用

  • 最悪の場合、部品破損による操縦不能


■ 要求事項

1. 一回限りの確認

MRHのP/NおよびS/Nを、機体ログカードまたは同等記録と照合すること


2. 不一致がある場合

記録の確認および必要な是正処置を実施
(FAA/EASAまたはDOA承認方法による対応)


3. 改修履歴の確認

対象MRHが改修済みかどうかを確認


4. 改修済みMRHの対応

正しいシリアル番号へ再識別を実施


5. 代替対応(任意)

MRHの交換も選択可能


6. 将来の制限

問題のあるMRHの新規装着は禁止


■ 発効日

2026年4月17日


■ コスト参考

  • 点検:約170ドル/機

  • 再識別:約85ドル

  • MRH交換:最大約89,850ドル


■ 補足(EASAとの差異)

  • Airbusへの問い合わせではなく、FAA/EASAまたはDOA承認による方法で対応

  • メーカーへの報告義務はなし


■ 要点まとめ

本ADは、MRHの識別不備(P/NおよびS/Nの重複)による誤運用を防ぐため、全機に対して識別確認および必要な是正処置を義務付けるものです。


 


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