FAA AD 2026-05-06 AS332 テールローターのベアリング劣化に起因する荷重増加と疲労亀裂を防ぐため、 ベアリングスタックの寿命短縮と計画的交換

2026/03/17

■ FAA AD 2026-05-06 
https://www.federalregister.gov/documents/2026/03/13/2026-04919/airworthiness-directives-airbus-helicopters

■ 対象

Airbus Helicopters
AS332C / AS332C1 / AS332L / AS332L1 / SA330J
全機対象


■ 背景

テールローター(TR)のピッチチェンジスパイダーにおいて、アーム部に疲労亀裂が発見されました。

調査の結果、原因は以下の通りです:

  • ベアリングスタックの劣化

  • それに伴う荷重増加

この荷重増加により、スパイダーに過大な負荷がかかり、亀裂が発生しています。


■ リスク

  • テールローター系統の構造破損

  • 機体の操縦性低下

  • 最悪の場合、操縦不能


■ 要求事項

1. 寿命制限の短縮

対象ベアリングスタックについて
従来よりも短い寿命制限(ライフリミット)を適用


2. 交換義務

短縮された寿命に到達する前に
ベアリングスタックを交換すること


3. 取付制限

対象ベアリングスタックについては
一定条件を満たさない限り、新規装着は禁止


■ 発効日

2026年4月17日


■ コスト参考

  • ベアリングスタック交換:約1,600ドル/機
    (内訳:作業680ドル + 部品920ドル)

※一部はメーカー保証対象となる可能性あり


■ 補足事項

  • EASA AD 2024-0250に基づく内容を採用

  • 報告義務および部品返却義務はなし

  • 特別飛行許可(Special Flight Permit)は認められていない


■ 要点まとめ

本ADは、テールローターのベアリング劣化に起因する荷重増加と疲労亀裂を防ぐため、
ベアリングスタックの寿命短縮と計画的交換を義務付けるものです。


 


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