12/22
21:36 ビーチA36型機が墜落
アメリカ テネシー州ラベルフィールド空港ILS進入 ミスアプローチ 復航中の事故
機体は同日の 18:50にフロリダ州を離陸
- 時間経過-
21:08 パイロットはアプローチとコンタクト 高度6,000ftの指示を受ける
21:10 4,000ft降下指示
21:17 3,000ft降下指示 R/w 20 ILSアプローチを指示
21:21 管制より針路020度指示(進入誘導の為)
21:22 3,000ft (高度メインテイン指示)
21:23 パイロットは管制より高度を尋ねられるが パイロットは 判らないと回答
21:24 管制より機体をコントロールできているかの問い合わせに パイロットはコントロールできていると回答
管制よりは引き続き3,000ft 針路020を保持するよう指示したところ 判らない(混乱している)との回答
(機体トラブルではなく パイロットの混乱との事も確認)
21:25 管制より飛行進入を続けるかどうか問い合わせる
21:26 パイロットは 気象は(IMC)計器飛行状況と告げる
3,300FT に上昇し(VMC)有視界で飛行 針路020
21:27 管制より 針路360度指示 (パイロットは混乱しておらず機体を制御できていると回答)
21:28 管制より 針路330度指示
21:29 管制より ロカライザーへ誘導(緩やかな旋回)する旨告げる
21:30 管制より 針路290度指示後 270度 , 250度へと左旋回
(先行機は高度2,100ftでIMC(雲と思われる)から抜け出たとアドバイス
21:31 管制よりの問い合わせに パイロットは順調であると回答
21:32 管制より 針路230度 高度2,500ftを指示、
機体はファイナル アプローチフィックスより5マイルの地点を飛行中とアドバイス
245度-230度へと左旋回を指示
21:34 パイロットよりR/W 20のILS電波周波数の問い合わせ(ロカライザーが電波受信していないと報告)
周波数確認後 電波受信したとの報告
右にコースよりずれているとの事を確認し 正しいコースにのる旨回答ある
21:35 管制塔より高度確認するよう指示 (コースより少し左にずれた事をアドバイス)
管制よりベクター再開の必要性を問うが グライドスロープが動き出したとの事で自力で飛行するとした
21:36 機体が上昇し始めたので管制より高度の確認の指示
パイロットより上昇する旨の報告
管制より進入許可をキャンセルする 高度2,500ftに上昇せよと指示するがパイロットよりの
反応が無く その後何度か3,000ft迄上昇するように指示したがパイロットからの回答は無かった
http://www.ntsb.gov/ntsb/brief.asp?ev_id=20061227X01848&key=1
事故原因は今後解明されるであろ
個人的見解を述べるのなら
会話記録からは パイロットはバーティゴを起こしたのではないだろうか
マイアミを離陸後3時間近くの夜間飛行で疲労し
また パイロットが43才との事で 目の疲労、老眼があったかもしれない
着陸する際に雲中飛行で低空で飛ぶのは大変ストレスがある
パイロットは頭や眼球を上下に頻繁に動かすと
眩暈を起こしやすくなる (ぐるぐると目が回ったり 機体が旋回しているような錯覚を覚える)
同じ小型機パイロットとしては
同じ立場にあった場合どうすべきか
考えさせられ事故である