小型機出火

2007/07/13
今週フロリダでセスナ310型機が
コックピットに煙が充満したとの
緊急連絡後墜落した

小型機の出火原因は
エンジン、電気系統などがあるが
今回の事故原因はまだ解明されていない

飛行中の出火があった場合は
臭い、煙、故障、機械の異常な動き、
マニフォールドプレッシャーの低下
(fuel injectionタイプ)
急激な燃料供給量低下(20から10gph等)
などの兆候がある
パイロットは躊躇せず安全な着陸ができるよう行動せねばならない
これらの兆候が出て20分程度で操縦不能になる恐れがある

電気火災の場合には
臭いがするので マスタースイッチ、オルターネーターをoffにする
キャビンの火災かエンジンルームの火災かを判断
消火器で鎮火、煙がなくなれば電気システムをリセットするが
(手順は航空機ごとに異なるので飛行規程を遵守する事)
徐々に様子を見ながら行わなければならない
まずは マスターをonにする、続いてオルターネーター
サーキットブレーカーが ポップアップするようであれば
リセットせず 電気消費を最小限にして出来る限り早く着陸する

炎がある場合まず消火器で消火
その後にキャビンの空気を入れ替える
消火しないままに窓を開けると空気(酸素)が流入し
激しく燃える原因にもなりかねない為

NTSBの統計によれば
1996-1998年に飛行中の出火は46件である
このうち小型機(General aviation )は20件
fatalはそのうち5件であった

出火原因は
燃料、オイル漏れがエンジンルームで熱くなり引火
(排気管が外れて燃料パイプを破損するなど)

電気系統の出火はバッテリー、スターター、オルターネーターなど
電流が多く流れるところが原因となる場合がある

過去には
正規部品(PMA)でないキャパシター等を装備していた
小型機がショートしファイアーウォールを溶かし
出火、コックピットの煙が発生墜落した事故も
米国であった


 
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