超音速60年目 --  超音速 ビジネス ジェット SSBJ  マッハ1.6  NYC-TYO 8時間の飛行

2007/10/16
音速 1 =  音の伝わる速さは 340m/秒 (760mph=1,225km/h)
気温15度C (標準大気温度) 高度  0m 海面上高度

旅客機は36,000ft程の上空を飛行するので
気温は -70度F である
この場合の音速は 295m/秒 (661mph=1,063km/h)
 
51,000ft の場合は 約660mph

音速は高度、気温で異なリ
気体、液体、固体によっても異なる

Mach number (マッハ数 マックナンバー)は
その大気の状態での 音速との比例した数

初めて音速を超したのは
1947年10月14日 チャックイエガーが
ベル社のXS-1実験機であった
(ちょうど60年前である)

速度計がMach 1.02で止まり暫くしてから1.06に急に増速した
(衝撃波の影響と考えられている)

音速を超える際 衝撃波が発生するため
アメリカの上空を音速以上の速度で飛行することは
航空法 FAR 91.817禁止されている
しかし 現在の航空機の翼、機体の形を工夫すれば
マッハ1.2辺りまでは衝撃波が生じないとされている

ICAO の規程では音速以上でも
ソニックブームが生じない場合は
陸上での飛行禁止の規定も
この限りではないとしている
(アメリカもこのルールを採用し今後は音速以上でも陸上での飛行が可能になるかもしれない)

2003年までに 
音速を超える旅客機はすべて退役
コンコルドは2003年11月に最終フライトを終えた

SSBJ ( Supersonic Business Jet )超音速ビジネスジェット
が近い将来誕生するかもしれない

SAI (Supersonic Aerospace International)社
Aerion 社
の2社がSSBJの開発中
2008-2015年までに初フライト、就航を計画
(陸上 Mach 0.95- 1.2 , 海上 Mach 1.6)

http://www.saiqsst.com/

http://www.aerioncorp.com/

セスナ社のサイテーション X ビジネスジェットは
最高速度 Mach 0.92を達成しており
今後小型ジェットを生産するメーカーも
SSBJを手がける可能性があるかもしれない
(セスナ、ガルフストーリーム社など)

日本でもSSTを
JAXAが研究開発している

 http://www.apg.jaxa.jp/res/stt/a03.html

 

 
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