笑気ガス 亜酸化窒素(N2O)  

2007/12/19
病院で待合室等で見かける
青色のパネルに ”笑気ガス”
緑のパネルには ”酸素”
等と書かれている

笑気ガス(N2O 亜酸化窒素:一酸化二窒素)
医療用に使用されているガスで
麻酔ガスとして使用されている

ちなみに
N2Oは地球温暖化に3番目に影響を及ぼすガスともされている
(二酸化炭素、メタンガスに次ぐ要因とされ、大気中の量は
少ないが赤外線吸収率はCO2の200倍とされている)

日本の高圧ガスの容器(工業用)
窒素は ねずみ色の容器
酸素は 黒色の容器である
間違って使用されないように色分けされている
(医療用ガスとは色が違う)


先日15日 
オーストラリア メルボルンの空港で
B747の 航空機内酸素タンクに
空港の地上整備員が間違って窒素を充填していたことが判明

オーストラリア運輸安全局の調査で 
過去10ヶ月間 世界中から集まる数百機に
間違って窒素を充填していた可能性があるとしている
(充填された酸素は 非常時などにマスクから供給される)
http://www.smh.com.au/news/news/fatal-gas-pumped-into-qantas-jet/2007/12/15/1197740131515.html

窒素は航空機のタイヤ等に使用
(上空では-50度にもなる為 空気中の水分が氷になる事を防ぐ為窒素を使用、又 空気は20%の酸素が含まれるので
着陸時のタイヤが発熱し 高圧で爆発したときの酸化剤にならない為にも窒素を使用)

窒素と酸素を間違えて充填した原因は
空港で使用していた酸素供給用カートを
新しいものと入れ替えた際に カートの色が変わった為
間違ったらしい

 
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