離陸後 高度500ftでエンジン停止 どうしたらいいのだろう?

2008/08/01

離陸直後 エンジン停止した場合
例えば 50ft, 100ft, 200ft, 500ft 1,000ft
で停止した場合 高度、速度、周りの環境により
対処の方法が異なると思う。

高度 50ft でエンジン停止した場合であれば
そのまま滑走路の残りに降りるだろうし

高度500ft でエンジンが停止した場合は
前方に障害物を避けて 
なるべく旋回する角度が大きくならないよう
できれば 風上方向に 安全に降りれる地点を探すであろう

1,000ftでトラフィックパタン上であれば 
安全に着陸する地帯を目指すか
パタンを狭くして着陸する滑走路を目指すかもしれない

離陸直後の低高度(500ft辺り)で
180度旋回して空港に戻ってはいけないと
訓練生の頃 教官に教えられた記憶がある

理由 :
旋回することで 機体が失速して
結果的に滑走路に辿り着けない為

果たして500ftで180度ターンは不可能なのだろうか?

旋回角度を45度に保ち
(バンク角度を45度にすることで
揚力と抗力(重力、遠心力)の応力つり合い
回転半径を短く 短時間で行い
機体のエネルギー(高度、速度)を有効使う

失速速度を少し上回る速度を保ち
(45度バンク旋回で 速度を保つためには 
ノーズをかなり下げる必要がある)

180度旋回して空港に戻る緊急操作方法は
決して推奨できないし
緊急操作方法としてPilot hand bookには
記載されていないと思われる

成功率は決して高くないと思われるが
安全飛行の為
緊急時を想定した練習をする事で
(練習時は安全な高度、空域で行う)
適切な対処方法を学べるかもしれない




 
Comment(0) Trackback(0)
この記事へのトラックバックURL
ボットからトラックバックURLを保護しています


BLOG MENU
検索窓
最新の記事
会社情報
在庫
空の安全
Topics
空からの景色 PHOTO
以前の記事