NTSB 安全勧告 ボーイング風防からの 出火防止

2007/09/07

NTSBは9/4/2007に安全勧告を発表
ボーイング757型機などが
操縦席のウインドシールドから
煙と出火で緊急着陸した事例をうけて
安全改修を推奨している

事例
1) 1/21/2004
  B757-200型機がデンマーク、コペンハーゲン空港で
  ウインドシールドヒートターミナルから煙と出火

2) 1/25/2004
  B757-200型機がDFW空港離陸後
  ウインドシールドヒートターミナルから煙と出火の為
  エマージェンシーを宣言し 緊急着陸した

ウインドシールド(操縦席窓)は機体から外され
メーカーに送られ 出火原因を調査した結果

ウインドシールドの熱線とターミナルを繋ぐ
スクリューとターミナルの締め付けがゆるく
電気がショート(クロススレッデング)した為の出火と判断

ボーイング社はNTSBに同様な件が4件あったこと報告
(B747,757,767,777型機に)
ボーイング社はクロススレッディングを防止するために
スクリューをターミナルブロックで取り付けるのではなく
ピンとソケットで連結方法ね変更した(2004年以降の新型機)

それまでに生産された機体にはSBを発行するが
B777だけにSBが発行された為
B747,757,767に同じようなインシデントが再発

事例
3) 5/24/2004 B757-200 マイアミ発
4) 2/23/2006 B757
5) 4/23/2006 B757-200 JFK空港緊急着陸

現在もS/Bが発行されていない為
NTSBはボーイング、FAAにS/B A-07-49, A-07-50の実施を推奨
するに至った

参照http://www.ntsb.gov/recs/letters/2007/A07_49_50.pdf

-- 余談 --

太陽風 磁気嵐に関して
たまたまであろうが
これらのインシデントがあった日には
太陽風の衝撃波が観測され 磁気嵐となった日がある

1/22/2004 01:30GMT 太陽風の衝撃波
1/22/2004 10:00 磁気嵐 -20nT
5/24/2004 07:00-12:00 GMT 1000nT
                  太陽風やや高速 500km/秒 オーロラ活発 
2/22/2006 太陽風 650-700km/秒 高速 1000nT超えも オーロラ活発
4/23/2006 太陽風 600km/秒 (4/22太陽磁場が大きく乱れる) オーロラ活発

太陽風、磁場と因果関係があるのかも知れないしたまたまかも知れない
(NTSBレポートとは なんの関係もない)


 
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