橋杭岩 と 紀伊半島の温泉

2007/11/19
11/18/2007

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 橋杭岩
 紀伊半島の南端 串本町にある40個の岩が
 南北約850mに並ぶ
 
 1,400万年前に この辺りに堆積した泥岩
 (熊野層群 敷屋累層)が 火成活動で
 北北西-南南東方向にひび割れた
 その隙間に マグマが上昇
 板状に岩脈(石英斑岩)ができた
  その後 泥岩が侵食され 比較的硬い 
  板状の岩脈が杭のように現れた


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泥岩は黒い岩で 3cmぐらいの模様がある
岩は割れやすく 海水をつけて岩をこすると硯の墨の様に
細かくなる

紀伊半島には すばらしい温泉が幾つかある
十津川温泉、湯の峰温泉、白浜温泉がある
しかし このあたりには火山がない
(地表近くにマグマがない)

湯の峰温泉など93度(白浜78度)近い熱水がどうして
湧き出でているのであろうか?
(兵庫県の有馬温泉も同じ)

地磁気、地電流の観測によると 地下10-15kmに低比抵抗層が検出
(マグマとは異なる流体) 
地下35km辺りのプレート境界には微笑地震が発生していることから
これはフィリピン海プレートから脱水、上昇した水が地下水を温めたと
考えられる

参照
http://jolisfukyu.tokai-sc.jaea.go.jp/fukyu/mirai/2006/2_7.html

 
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